買物についての思い
先日、久しぶりにショッピングモールを歩く事がありました。平日だったのでお正月でにぎわっていたときの顔ぶれとは違い、子供たちの姿もなくて落ち着いた雰囲気のモールでは、そろそろ春を前面にした商戦に乗り出すような品揃えが始まっていました。
その中で、どういう訳かひときわ目立ったキャリーケース。多分、大きいから目立つのでしょうけれど、最近のキャリーケースのカラフルな色合いは使う用事もない私でさえ欲しくなってしまうような気分になりました。私は必要もないキャリーケースを片手に持ちスッと床を滑らせてみました。滑りの良いキャスターに心地よい気持ちでこんなにスムーズに移動が出来るとはビックリしてしまいました。
昔、旅先のドイツで旅の記念も兼ねて買ったスーツケースは、当時にしては画期的で2つのキャスターが付き側面に収納されたハンドルを引っ張ってキャスター移動が可能になるものでした。しかし、使うには便利な反面、便利ではなく、滑りが悪い、引っ張りにくいなどと、旅に出かける事がなくなった今となっては衣装ケースとなっていたりするのです。
そんな事を思いながら、全く用もないカラフルなキャリーケースを見ていると、案外たくさんの人が手に取り、商品を滑らせて見ているのです。私の興味とは違って、きっと購入を検討している人なんだ、と思う感じでした。
そう言えば、以前このモールに立ち寄ったと時にはこんなにキャリーケースが前面には出ていなかったのです。私は自分の子供の修学旅行時期が2月だったので、みんなこれから修学旅行なのかしら、と思いましたが、しばらくしてから分かりました。卒業旅行シーズンになるのです。
今となっては、キャリーケースは海外旅行だけのものでなく、国内旅行やチョットした移動にも使われるようにもなりましたが、大きいキャリーケースの使い道は、やはり海外旅行なのでしょう。
いつの日からか国内旅行よりも海外旅行の方が安くなって、更に円高が加速したので海外旅行を考えている卒業旅行計画者も多いのだと思います。本当に羨ましい事です。私の時代は未だ少し海外旅行には早いと思う時期でした。学生のアルバイト代では海外旅行費用は貯まらなかったのです。
今では海外旅行をするにも旅費も準備に掛かる費用も昔に比べると安くなりましたし、なんと言ってもデジカメの普及でフィルムを沢山買う事もなく、帰国してから大量の現像代が必要でもない。その負担が軽減されるだけでも凄い事だと、旅に出た後の現像代に青ざめていた私は思うのでした。